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液浸冷却システムについて   *

用 途 用途
液浸冷却はスーパーコンピューターをはじめ、マイニングやAI、ディープラーニング用のGPUを多用する高負荷機器を冷却するための最適な技術です。
液浸冷却とは
液浸冷却とはコンピュータ機器を直接液浸槽に沈め、発熱を奪う技術です。
従来のデータセンターで一般的に使われている空冷方式と全く異なる方式となり、本システムでは使用する冷媒として、特殊冷媒を使用しています。
 
なぜ液浸か?
高発熱時代の冷却システムとして近年脚光を浴びつつあるのが液浸システムです。
水冷のコールドプレート方式では多数の発熱体に水を回せなくなってきています。
CPU,GPUが多数配置されるボードではコールドプレートではむらなく水を回すことは難しく、この技術はスーパーコンピューターをはじめ、マイニングやAI、ディープラーニング用のGPUを多用する高負荷機器を冷却するための最適な技術です。
篠原電機の液浸システムは、1phase/2phaseに対応します。
 
空気冷却と液浸冷却の比較

冷却方式 空気冷却 二相沸騰冷却液浸(2phase) 一相液浸冷却(1phase)
IT電力・冷却能力 5kW/ラック×10ラック 50kW/槽×1槽 10kW/槽×5槽

レイアウト比較
W×D×H(mm)


ラック
7000×1200×2200

液浸槽
1034×591×2052

液浸槽
3625×645×1312
pPUE・消費電力

※pPUE=          
(IT機器+冷却システム)の消費電力
――――――――――――――――
IT機器の消費電力

 
沸騰の様子(2phaseの例)

 
液浸冷却システムの特長

データセンター

沸騰冷却システム構成


高密度・高発熱サーバを冷却できる能力

低沸点の特殊冷媒が発熱体から気化熱を吸収
液体の熱搬送能力と合わせて大量の発熱を効率的に除去





ファシリティ技術

多重化・バックアップ・省エネ機能を装備
データセンターとしての信頼性・安全性・効率性を提供
建築…躯体、内外装、地震対策
設備…給電、配管、熱交換設備、ポンプ


効 果

① 高密度化・高発熱対応 …IT機器の高集積化
② 省スペース …サーバ室と冷却設備の小型化
 サーバ室面積▲90%
③ 省エネルギー …温暖地でも冷却エネルギーを削減
 冷却エネルギー▲90% PUE=1.03以下
④ コスト削減 …イニシャルコスト・ランニングコストの低減
⑤ 排熱利用 …熱を捨てずに温水として有効活用
⑥ IT機器の保護 …液浸により塵埃などからIT機器を防御
⑦ 運用者に優しい環境 …快適な温湿度で強風や騒音のないサーバ室
⑧ 日本企業によるサポート …ニーズに応じたカスタマイズと充実した運用支援
 
製品ページご案内
二相式沸騰冷却液浸システム「爽空 sola」(20~50kW対応)の製品ページはこちら
デスクトップ液浸システム「爽空 sola mini」(1kW)の製品ページはこちら
一相液浸冷却システム(10kW)の製品ページはこちら

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