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福島県ロービジョンネットワークメンバー様   ****

用 途 用途
2018.2月に福島県福島赤十字病院北側に設置されました「高齢者・視覚障害者用LED付音響装置」について福島県ロービジョンネットワークさまより 視察・体験レポートをいただきました。
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「活字版」



「高齢者・視覚障害者用
LED付音響装置」の視察・体験レポート
2018年5月19日
福島県福島市入江町 福島赤十字病院北側交差点
福島県ロービジョンネットワークメンバー

①ML会員の皆様こんにちは、
私は 先日の体験ツア-に 高齢者代表として 参加させて頂きました。
現在 歩行訓練を受けながら単独歩行を練習中です。そんななかで気付いた事が沢山有ります。点字ブロックの事、道路状態、なかでも横断歩道を渡る作業は私達 視覚障がい者にとっては、とても困難な事が多く、緊張する場所です。
私は弱視ですが、視野も狭くなり場所によっては対岸の信号機をなかなか見つけられない時もあります。今回の体験は道幅の広い四号線でしたので、やはり信号機をやっと見つけましたが光がわずかに見えるだけでした。とくにLED信号機は色判別が難しくて赤から変わる瞬間の動きでGOサインとしてます。勿論車の停止確認は慎重です。今回の優れ物の信号機は高さ1メートルのところで確認出来るのですから安心して渡れます。ピヨの音もこの位置からですと高齢者にもよく聞き取れます。これは、弱視の私達だけではなく高齢者 子供達 車椅子の方にも判りやすいと思いました。只 全盲の方には押しボタンの場所を明確に判るようにするなど改善すべき点も多々ありましたが、私にとっては「すべての信号機にこれがついてたら…」と思わずつぶやいてしまう程でした。
それは遠い先になるかもしれませんが、確実に現実になるでしょう。この信号機は いずれは日赤に通院する人達にとても優しい信号機になるはずです。その為にも幅広い方々の意見を聞きながらの設置をして頂きたいと思います。
その後ランチをしながらのラジオ福島内での意見交換もそれぞれの立場の話を聞くことが出来て充実した会になりました。私達のためにこの企画に取り組んでくださった方々が沢山おります。私達も受け身だけではなくもっと真剣に問題提起をして行かなければと強く感じました。とても収穫多い体験ツア-になりましたよ、またこのような企画がありましたら皆さんどうぞ参加してみてくださいね、楽しい時間を過ごせることでしょう。
佐藤 登代子

②福島県ロービジョンネットワークの皆さん
いつもお世話になっております。 伊達市 齋藤です。
19日に行われました、LED付き音響信号体験ツアーに参加してきました。
信号の設置場所は、福島市から仙台市方面に向かって国道4号線沿いの日赤病院前バス停近くにある小さな交差点です。
交差点と言っても、国道4号線を横断するために設置された歩行者専用の押し釦信号機です。そこに、県内初のLED付き音響信号機が設置されています。
皆さんは、LED付き音響信号機と聞くとどの様な信号機を想像しますか?
私は、現在設置してある赤・青・黄色の信号機か歩行者用の人型の信号機が、チョットかわったのかなァと想像していましたが・・。笑えない程、まったく違っていました。(笑)
実際の、LED付き音響信号機の正体は?
歩道から、約1mの高さに設置された分厚いティッシュ箱程度の大きさの、黄色いボックスがLED付き音響信号機でした。
黄色いボックスの下に、通常使用する歩行者専用の押し釦が付いています。歩行者専用の押し釦を押すと歩道側(私達が立っている側)に直径約7cm程度のLED信号が付いていて歩行者信号と連動しています。、 つまり、手もとの黄色い箱に小さな信号機が埋め込んである感じです。
車道側には、スピーカーがついていてそこから誘導音声(ピヨピヨ)が聞こえてくる仕組みになっています。
またスピーカーの下に、対面で信号待ちをしている人から信号の色が確認出来る様に、LEDの信号機が埋め込んでありますこれが、LED付き音響信号の現物です。

これだけ聞くと、えェ!それだけなの? って思う方も多いと思いますが
実際に体験した私達は、ちょっと感動でしたヨ!
1、対面にある信号機では信号の色を確認する事が難しかった私達が、手元にある黄色いボックスで信号の色が確認できるようになりました。
これは、弱視の参加者にはとても好評でした。
また、対面の歩行者用信号機を確認しようとしても木の陰になって見つからない事もありましたが高さ1mに設置されているLED付き音響信号機は探すことなく目に飛び込んでく る感じでした。
2、スピーカから流れるピヨピヨの音も現行の音響信号機のスピーカ−の位置に比べ低いところに設置されていたことから心配していましたが 現行の鳴き声よりストレートに耳に入って来て聞きやすくなった感じでした。
夜間の確認もしてきましたが、日中以上に確認しやすくなっていました。
LEDの信号は、夜になるとハイコントラストになる事から日中よりも確認しやすくなります。
誘導音も、交通量に変化は無くても音が耳に入りやすいような感じがしました。
また、皆さんの報告にもありましたが、LED信号が青に変わって誘導音がなっている時間は25秒です。
私が、白杖と一緒に4車線の国道を横断して3秒後には、誘導音が消え信号も赤になります。
押し釦を押して、歩行者用の信号が青になるまでは2分です。
寛子先生の報告にもありましたが、青信号の途中からの横断は危険ですので、再度押し釦を押し2分待ってからの横断をお勧めします。
ラジオ福島での意見交換会の中で、
LED付き音響信号機の設置費用は、通常の音響信号機の設置費用の約3.5倍との報告もありました。
東北地方でも、数少ない設置との報告でした。
そんな中、今回のLED付き音響信号機の設置は大変素晴らしい事と思います。
なかなか、LED付き音響信号の体験に来ることは難しい方も多いとは思いますが、百聞は一見に如かずです。
一人でも、多くの方に体験して頂きLED付き音響信号機の良さを確認して頂ければと思います。
宜しくお願い致します。
齋藤 正昭

追伸
私も、昨年1月に最寄りの警察署に、通勤で利用する駅付近に音響信号機の設置をお願いしました。 昨年の、6月になっても警察署からの連絡がなく、私から県警担当者に直接確認してみました。
その答えは・・。
福島県内の信号機の設置については、新規の設置より既存信号機の修理を優先している事、新規設置は年間で、通常の信号機が1ヵ所 音響信号機は2〜3ヵ所程度である事、信号機の設置要望が多く順番待ちになっている事
福島県の人口が減少している事から、税収も減少していて予算的に大変である事などの理由から・・との回答でした。
思った以上に、信号機の新規設置や修理の要望に対応できない状態のようでした。

③福島県立視覚支援学校の渡邊寛子です。
いつもは機器点字会場内で聴いていたLEDつき音響信号機が初めて福島県内につ いたということで、体験してきました。
本日の民報新聞にも詳しく説明されています。
光覚なしの中途失明の全盲にとっては、音だけが頼りです。
鳴き交わしなので、最初に聞こえたピヨが次に聞こえる時には小さく聞こえ、 向かい側のぴよぴよが大きく聞こえてくるという、広い道路でも、ゴールに向かって自分の位置がどの辺りなのかがわかりやすいです。
このつくりがわかっていて横断しないと、最初は戸惑うかもしれません。
初めて横断した時、最初のピヨが次には小さくなっていくのに気をとられて、ゴールのぴよぴよが待ち遠しい感じでした。無音のときに結構すすんでしまう私なので。
トラックが最前列で止まっているときは、エンジン音が大きいため、自然と体が反対側へ逸れてしまいました。ダンプなどのエンジン音には、かき消されるので、切れ目なく走行音の激しい道路では、もう少し大きくてもよいと思います。 、低い位置で鳴っているので、騒音という点では通常の高い位置でなるものより ご近所迷惑にはならないでしょう。
国立塩原視力障害センターで歩行訓練を受けたときには、渡りきれそうにないときには、一回見送る、点滅が見えないので無理して渡らない、時間に余裕をもってと指導されたことを今でも忠実に守っております。
信号が変わって、ピヨが聞こえたら、さっと白杖を振り出して歩み出せば、対岸へ到着できる時間はあります。
私が渡りきって2,3秒はぴよぴよと鳴ってましたので。逆に、視覚障がいがなくても、日赤病院へ通うご高齢の方にはもう少し長い方がよいかもしれません。 ただ、押さないと鳴らない、でも押しボタンがどこにあるかは全盲にはわからないというつくりが惜しいです。この後、道路工事が完成して設置しなおすときには改善されるかも?
弱視の方には、非常に見やすい低い位置にある信号機です。 LEDの信号のついている上面の点字の町名の案内を触読するにも丁度良い高さです。
何度も渡ってみて、楽しかったです。
風邪の強さとか、止まっている車の状況とか毎回違うので。

④会津若松の横倉です。
LED付き音響信号機の体験ツアー楽しかったです。
八子先生に事前に場所をうかがって、4月末に渡ってみました。
更に今回の体験ツアーにも参加させていただきました!
感想ですが、、対岸の信号機もLED付き音響信号機も日差しにより見にくい時もあると…
4月末は暑く日差しも強く光が部を参するのでLED付き音響信号機を身体で日差しを遮って確認しました。 対岸の信号機を目を凝らして見つめるよりは楽でした。
今回は日差しも楽で、見やすかったです。

時間が短いのが気になりましたが改善されるのを期待します。
また、水曜日の視覚支援学校の校内弁論大会のテーマに苦しんでいたので皆様のお話を踏まえて、視覚障害者の交通事情にします。
信号機や点字ブロック、歩道の破損、陥没がどんな影響があるのか、話しまくってきます。
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